新人看護師にこそ知ってほしいフットケアの必要性

最近、看護師になったばかりの新人さんの中には、フットケアをあまり知らない方もいらっしゃるかもしれません。しかしながらフットケアは、看護に関わる人にとって欠かせないスキルであるといえます。

患者さんによってレベルはさまざまですが、一般的に高齢者向けのリハビリの現場では、延長線上として歩行機能トレーニングをしっかり徹底することが求められます。

その歩行機能の基盤となるのが、足の健康です。そんな中、患者さんに寄り添い介抱する看護師が、日常的なフットケアで足の健康をサポートすることは、必然的な流れといえるでしょう。

近年は、足の健康の重要性が認知され、フットケア専用のサロンも出てきています。ぜひ看護師の方は、フットケアを学ぶという意味で、自らフットケアサロンに訪れてみることをおすすめします。患者さんに最善のフットケアを施すためには、自らが身を持って体験し、理解を深めておいた方がベターです。

フットケアというのは、歯で例えればデンタルケアのようなものだといえるでしょう。健康な歯を保つためには、毎日の歯磨き習慣が欠かせません。同様に、健康な心身を守るためには、日々フットケアを実践することが欠かせないのです。フットケアは、歯磨きのようにもっと身近なものとして認知される必要があるのです。

日本は超高齢化社会と呼ばれ、逼迫する医療費問題もあり、国全体で予防医療の推進が求められています。そんな中、健康寿命を延ばし、予防医療の観点でも良い影響を与えるフットケアは、将来的にニーズが高まる分野といっても過言ではありません。新人の内にフットケアを学んでおけば、あらゆる現場で重宝される人材になれるでしょう。